かんぽの宿は年40〜50億円の赤字を計上しており、「持てば持つほど負担になる」(西川善文日本郵政社長)状態だ。経済危機のあおりを受け、施設の個別売却に応じる企業は少ないとみられている。日本郵政幹部は、「雇用確保を考えればオリックスより条件のよい譲渡先を見つけるのは難しい」と打ち明ける。「かんぽの宿」は一層不良資産化する懸念があり、問題の先送りという側面は否めない。

条件のよいところだけ高値で切り売りすれば、売れない不良資産だけが残るけれど国民もマスコミも問題が解決した気になって忘れるでしょう。その結果、売却期限ギリギリになって、残りを安値で叩き売ることになると予想。多分そのときは雇用の確保なんて無理。大量解雇でまた問題になるかもしれないけど、もう後の祭り。